1. フラッシュセールコマースの企業側の2つのメリット

フラッシュセールコマースの企業側の2つのメリット

 フラッシュセールサイトとは、会員登録をすると、毎日その日の目玉商品を紹介するメールが届き、指定された期間内は大幅な割引で商品を購入することが出来るというものです。日本でも話題となったGroupon(グルーポン)はフラッシュセールサイトの代表とも言えます。しかし、近年はアパレルや雑貨、インテリアに特化した分野別のサービスが成長してきており、顧客ターゲット層を絞った商品展開で成功している企業が台頭してきています。そこで今回は、企業がフラッシュセールコマースを行う2つのメリットについてご紹介していきたいと思います。

新規ユーザーに対するプロモーション効果

 フラッシュセールは普段の値段から70%前後のディスカウントが行われる場合もあり、今まで浸透していなかった新規ユーザーにリーチ出来る可能性が極めて高くなります。 Grouponでは、クーポンを発行する段階では、赤字になってしまうことも多々ありましたが、ソーシャルメディアなどを活かした拡散効果により、ユーザーを集めることが出来たり、実際に商品を購入した人がリピーターとなり何度もお店を訪れて商品を購入するようになったりといった新規ユーザーに対するプロモーション効果がありました。このように、空席が目立つ大型店舗では、格安のクーポンを利用して、知名度を上げつつ集客し空席を埋めるというブランディング戦略が非常に効果的でした。

 これは、近年人気を集めているGILTなどのフラッシュセールサイトでも同様で、今まで高くてそもそも購入対象から外れていた価格帯のアイテムも期間限定で購入できることで、ハイブランドの商品にリーチ出来る新規ユーザーが増えるというプロモーション効果があるのです。そういったユーザーは、一度ブランドのファンになってしまえば、ディスカウントが無くても継続的に商品を買うリピーターになる可能性もあり、ブランド側としては十分なプロモーション効果を得ることが出来るのです。

在庫処理が出来る

 ブランド・卸売側の在庫処理にも大きなメリットがあります。ブランドとしては、シーズンがずれて在庫が大量に余ってしまった際に、一般的な大安売りをしてしまうとブランドの価値を傷つけてしまうため、そのようなディスカウントはしたくありません。しかし、フラッシュセールのように、期間限定でディスカウントを行うことによって、ユーザーに対して「この時間だけ、あの憧れのブランドが安く買える」という特別感を与えることができます。従って、そういった特別感をユーザーに抱かせることで、ブランドイメージを傷つけることなく、在庫処理が可能であるフラッシュセールはブランド・卸売側にとっても大きなメリットがある手法であると言えます。また、シーズン中のアイテムでも、在庫調整がしたい場合には、フラッシュセールが可能であるため、通常はシーズンオフにならないとディスカウントされない商品でも、フラッシュセールで期間限定で販売してしまうことが可能です。

 在庫処理を行うためには、従来は、郊外のアウトレットなどの比較的大きな施設が必要でしたが、在庫を処分する出口をネット上にも設けることで、ブランド側としても商品を自社倉庫から直接ユーザーに届けることができ、中間マージンを省いてコストダウンできるというメリットがあります。



 いかがだったでしょうか?フラッシュセールは今後のECサービスの中でも一角を担うことが出来る素晴らしいビジネスモデルです。商品を安く購入したいユーザーと、在庫処理を円滑に行いたいブランド側双方にメリットがあり、日本でも今後、この分野のサービスが台頭してくるのは間違いありません。

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