1. 有能な部下を育てたければ、“育児本”を読め!

有能な部下を育てたければ、“育児本”を読め!


人を育てる最も大事なエッセンスがつまった“育児本”

 お子さんがいても、男性の中で育児本を読んだことがある人は少ないでしょう。育児はマニュアル通りにいくわけはない。その通りではあります。しかし、多くの経験をふまえて、専門家が「これは!」ということを書いているのが育児本です。100%ではないですが、「なるほど!」と思うことが多々あります。


 育児本は真っさらな状態で産まれてきた赤ちゃんをどう育てていくか。大げさにいえば、人間として健全な精神と肉体をもつ、良き大人にいかにして育てるかが書かれています。新卒の新入社員は、まさに会社にとって赤ちゃんのようなもの。もちろん、能力の差はありますが、会社にとって有用な人材に育てられるかどうかは、上司次第ではないでしょうか。ならば、この育児本のエッセンスを新入社員の教育に活用してみてはどうでしょうか?

1.愛情を与えなくては、子どもの心に愛情が芽生えることはない 

 子育てのスタートで最も重要視されること。それは愛着です。赤ちゃんは何一つ自分自身ではできない存在。母親に終始世話をされ、抱かれることで、母親に特別な愛着をもつようになります。だからこそ、一時期赤ちゃんは母親以外の人間を嫌い、人見知りするのです。


 新入社員にも会社に対して、上司に対して、少なからず愛着をもたせることは大事なことではないでしょうか。彼らにとって、会社や上司は味方であり、いつでもバックアップする。そのことを分かってもらえば、彼らも忠誠を尽くすことでしょう。

2. 基本的に叱るより、褒めるほうが効率のいい育て方である

 今“叱らない育児”が注目されています。もちろん、これは賛否両論あります。子どもが何をしても放置しておいて、「うちは叱らない方針で…」という例もあるからです。しかし、叱らない育児は放置することではありません。叱るよりも、褒めることに重点を置き、失敗しないようにするのではなく、成功体験をより多く積ませることなのです。


 これも大いに部下の教育に活用できると思います。やたらと部下を叱りつける上司の元では失敗は少なくなるかもしれません。しかし、思い切った行動もとれないので、成功も少なくなってしまうでしょう。飛躍を望むなら、やはり褒めることに重点を置くべきではないでしょうか。

3.最終目標は思い通りになる子ではなく、自分で考え、行動できる、自立した子を育てることである

 子育て失敗の最たるものは、親が子どもをコントロールしすぎることによって、子どもが自立できなくなってしまうことでしょう。親は「こうなったらいい!」という理想をもって育てるし、それは大事です。しかし、1から10まで親が先回りしてお膳立てしてしまうと、子どもの自分で考え、行動する能力が養われません。最悪、その歪みが引きこもりなどの形で出てしまうでしょう。親は子どもより先に死ぬのです。親の一番の使命は自分が操れる子どもを育てることではなく、1人の人間として自立して生きていける子どもを育てることでしょう。


 部下を育てる際にも同じことがいえるのではないでしょうか。確かに1日も早く自分にとって役に立つ部下に育ってほしい。しかし、最終的に一番助かるのは、指示しなくても自分で的確に行動できる部下のはずです。そのために、少し遠回りでも失敗を覚悟で見守ることも大事なのではないでしょうか。


 

 いかがでしたでしょうか?子育ても、部下を育てることも、とても奥が深いですね。育児は育自といいますが、素晴らしい部下を育て上げたとき、あなたもワンランクアップしていることと思います。

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