1. ダイハツ「タント」が介護者に選ばれる理由

ダイハツ「タント」が介護者に選ばれる理由


 ダイハツ「タント」は介護を必要とする家族がいる家庭の自家用車として、また、介護施設の施設車として大変多く選ばれています。ダイハツ「タント」が介護者に選ばれるその理由に迫ります。

介護施設の施設車として選ばれる理由

 ダイハツ「タント」は、オプションで「スローパー」や「ウェルカムシート」をつけて福祉車両にすることが出来ます。これにより、車椅子はそのまま載せることができ、歩行は可能でも車への乗降が大変な利用者は助手席のシートが乗降することで、介護する側・介護される側双方の負担を軽減することができます。また、軽自動車ならではの利点もあります。介護施設はタントを施設車とすることで、相談員が事務的な目的で使用する際も、介護者の送迎時も、このタント一台でこなすことができます。


 また、今までは、利用者1人だけの送迎時も大きな福祉車で送迎を行っていた施設も、施設車をこのタントにすることで、数名の利用時には軽自動車一台で送迎することが可能となったのです。軽自動車は、混み合っている街中や、細い道などでも運転しやすく、運転者にとっても送迎が行いやすいのです。

介護士の声

 介護施設の介護士にとっても、タントは利点が多くあります。運転者一人で送迎を行う際も、軽自動車は助手席、また後部座席に乗っている利用者との距離が近いため、互いに安心感が生まれます。長距離の送迎でも、この距離感により運転者の声が利用者によく届き、利用者に安心してもらえるのです。

介護者がいる家族に自家用車として選ばれる理由

 ダイハツ「タント」が、介護者がいる家族の自家用車として選ばれている理由は、まずはサイドドアが90度開き、後部座席のドアはスライドして開き、また、助手席側のサイドドアと後ろのスライドドアの間の仕切りがないため非常に大きく開くので、介助しながらの乗り降りがしやすいのです。


 また、オプションでスローパーやウェルカムシートがつけられるため、車椅子を使用している家族がいても、普通の自動車では車椅子から降ろして介助者が抱えて車の乗降をさせなければならないところを、スローパーがあることで車椅子ごと乗降が出来るので、介護者にとっても介護される側にとってもかなりの負担が軽減されます。介護が必要な家族がいると、病院通いなどで車に乗り降りする機会は増えますので、このタントがそれらの介護的負担を軽減してくれるのです。

企業戦略とは違うところからニーズが生まれることも

 ー向けに売り出された軽自動車でした。大きくサイドのドアも、自転車なども楽々入れられる、という宣伝のされ方がされていますよね。そして、タントにオプションとしてつけられる「スローパー」や「ウェルカムシート」も、初めはダイハツの他のタイプの軽自動車につけるためのオプションとして出ていたもので、消費者からの声が多かったのでしょう、最近「タント」にとりつけられるオプションとして売り出しが始まったのです。おそらくダイハツではファミリー向けの戦略をテーマに「タント」が開発されたのでしょう。


 しかし、売り出してみたら介護者や福祉事業者からの評判がとても良く、そちらのほうで思わぬ需要が広まった、というとこなのでしょう。このように、初めに想定していた企業戦略とは違ったところから思わぬニーズが生まれることがあります。「タント」が、企業戦略通りのファミリーカーとしての需要も定着し、さらに思わぬところで介護車両としてのニーズも定着した、というように、その企業が初めに想定してはいなかったニーズをとらえることもあるのです。

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