1. 「インプット量をとにかく増やせ!」- 岩瀬大輔氏・孫泰蔵氏・熊谷正寿氏が語る、「夢」を見つけ、実現させる方法

「インプット量をとにかく増やせ!」- 岩瀬大輔氏・孫泰蔵氏・熊谷正寿氏が語る、「夢」を見つけ、実現させる方法


本日はIVSウィンターワークショップ 2013と題し、学生向けのセッションが行われた。その第一発目は「夢を見つける、夢を実現する」と題し、ライフネット生命の岩瀬氏、MOVIDA JAPANの孫泰蔵氏、GMO熊谷氏が語った内容を書き起こし形式でお伝えする。

自分の未来のイメージを持て

- 意思決定する際のポイントなどありますか?


岩瀬:

 学生時代ふらふらしていて、司法試験受かったのですが外資コンサル行き、留学して帰ってきて、今働いているような感じ。意思決定に関して、個人のことはこの人と何かやりたいなというのとかを直感で迷わずパッと決めるようにしている。もし、学生で悩んでいるのであれば就職しなさい。


孫:

 兄が孫正義という人なんです。(笑)父は戦争で戦った経験を持っていて、いつかは父や兄と対等に話せるようになりたいと昔から思っていたのですが、起業家は父と兄を見ていて無理だと思った。しかし、大学4年の時にYahoo!の創業者の2人に出会った時に緊張したけれど、意外とこんな人か、だったら俺にもできることじゃないかと思うことができ今までの感情が変わり、1年間の期限付きで起業した。


 起業するきっかけは何でもいいと思っていて、自分の中でこれをやろうというスイッチが入ればその時だと思う。本当にやりたいことが見つかると、頭からそのことが離れなくなる。スイッチが入らないという人もいるけれど、それはインプットが足らないから。もっといろんなことをして行動し、やりたいことをを見つける努力をした方が良い。


熊谷:

 自分は23歳の時に心のスイッチが入った。17歳から働き、21歳で子供が生まれ、家も物理的に傾き、風呂もなく、お金もなかった。本当に必死に働いていて、自分の人生とかを考えてる時間もなかった。ただ、ふと考えた時にの自分はHappyじゃないと思い、自分がどんな人生を歩みたいのか考え始め、夢を書き出す作業をした。これをしたら胸がすっとして、後日その書き出したメモをもって、色んな人に話した。


 そして、30代までに一つのフィールドで有名な青年実業家になろうと思い、その一点に集中して35歳までに絶対上場してやると全て逆算して歩んできた。自分の人生のゴールが決まっていると迷わない。50歳とかの自分を想定できている?出来ていないのなら、自分の未来のイメージを持った方が良い。毎日がカウントダウンの人生で、みんなと僕らはの寿命はあまり変わらない。このセッションが心のスイッチになるといいなと思う。

目の前のことをとにかく一生懸命にこなす


岩瀬:

 ぼくは30歳でベンチャーを始めたけれど、僕らの時代は相当尖ってないと起業なんてしなかった。逆に皆さんはこういった機会があって羨ましいと思う。僕が高校くらいの頃は外交官、大学では弁護士、コンサル時代は優秀なビジネスマンになりたいと思っていた。やりたいことが見つからないなら、目の前のことを一生懸命やるといい。孫さんと熊谷さんは、この人に救われたという経験あります? 


熊谷:

 泰蔵さんのお兄さん。何かの事業をやろうと思った時に、孫正義さんは本当に私に影響を与えてくれた。上場した時に孫さんにお礼をしたら、一行でよく頑張ったねと言ったもらえた。


孫:

 起業すると色んな人に出会える。逆にそういった考えから事業が辛くても、頑張って色んな人に出会うようにしている。給料を払えなくて、死ぬか悩んだ時もあんみつを食べに連れてってくれる人がいた。本当にその時は救われた。たとえ、あんみつでもそういった時に支えてくれる人がいるのは幸せなこと。


岩瀬:

 自分は投資してくれた谷さん。投資してくれたきっかけは、自分がブログをやってたのもあるけれど、昔の知り合いから谷さんに、岩瀬はいいやつだよと言ってもらっていたことが多くあった。それは、どんなときも信頼関係を築いてきた成果だと思う。また海外で三木谷さんに出会った時も、三木谷さんは案外こつこつやることをやる人で、決して特別な人ではなく、自分も頑張れると思うことができた。


マネジメントのコツは「役割」を決めること

- 代表として活動していて、代表という活動に自信がない。でもやらなきゃいけない。すごく考えることがある。皆さんはどのようにしていますか。


孫:

 トップは人格的に優れてなければいけない当初は思っていて、それに押しつぶされそうなときもあった。ただ、サッカーのキーパーの役割と同じように、キーパーという役割を全うすることですごく変わる。そういった考えを持ってリーダーシップも考えるようになったら、吹っ切れた。すべてにおいてスペシャリストでなくていいと思う。


- 揉めるときはありますか?


孫:

 自分は、決めて下さいといわれたとき、「どうしたらいいかな?」と尋ね返していた。自分は偉いわけではないし、スゴいわけでもない。みんなに聞いたりして意思決定を必要以上に重くしないようにしている。


熊谷:    

 無理をしないこと。その上で、3つ意識していることがある。1つめは、自分のイメージを持つこと。2つめはイメージを実現させるために手帳に書いて意識づけを図る。3つめは、運動をする。この3つのことは、自分を上げるため、ポジティブになるために行っている。また自分は、組織にも同じことをしていて、幹部や各部署の皆が「ベンチャースピリット宣言」というものを唱和している。その価値観に共感している人だけしかいないから組織にストレスが生まれない。


岩瀬:

 泰蔵さんがいった役割というのに共感している。ライフネット生命の執行役員を見ても、自分の役割を演じているなと思う。何を言ったら自分の周りの人が結果を出せるのかを考え、言いたいことをいうのではなく、言うべきこと言う。私生活はだらだらしているが、仕事ではピシっとするようにしている。


孫:

 マネジメントスタイルは人それぞれだし、自分がいいと思うものを貫いた方が良い。

グローバル人材になるためのマインドセット

- 世界各国の人とチームでビジネスする際に意識していることを教えてほしいです。


孫:

 世界で勝ち抜ける人材になるためのTips的なものを昨日のIVSでも聞かれたが、そんなテクニックはない。もし、あれば皆すでにやっている。みんな違うやり方をするので絶対的な正解はない。


岩瀬:

 心構えとして持つべきは、人間どこ行っても対して変わらないということ。日本人も世界に通用するから、堂々と胸を張っていればいいと思う。全然肩書とかではない。


 Tips言うと、怒られるけど(笑)一つある。グループのダイナミックスがあるなかで、自分の役割としての意見をしっかり述べること。ダボスの時も、若者目線でのITとの組み合わせの話と、日本の高齢化の話をしていた。


熊谷:

 自分の場合は海外の人とでもGoalを決めて、お互いのプロファイルするようにしている。


孫:

 このようにみんなの中にTipsはあって、自分はTipsを否定しているわけではなく、それを自分で作れということ。中卒の自分の父も学校いっても人に習うなと言っていた。それはセンセーショナルな言い方ではあるが、それはイノベーティブであれということであったりしたと思っている。

NO.1でなければ事業はヒットしない

- 自分はやらないけれど、市場がウケるものをするということに関してどう思っていますか?


孫:

 全ての事業はどうやってヒットするかが今非常に重要になってきている。自分の場合は、自分が分からないことはやらないし、面白くないものは出さない。この間買収した、Supercellも面白くなきゃやらないことをモットーにしていて、皮肉なことに、当たらなかったゲームが出た時はシャンパンで乾杯をして、そこで失敗のシェアをしている。面白くなくて大ヒットするなんてことはない。


熊谷:

 誰から見てもNO.1でなければヒットしない。最近は物の比較にかかる時間とお金がゼロになっているし、客の目も肥えているため、一番のものしか売れない。


孫:

 ガンホーでは、パズドラの魔法石のくるくる動かすのを作るのに2ヶ月もかけていた。好きでなければ、そんなことは出来ない。

人生は究極の自己満足


- みなさんの個人的なこれからの展望を聞かせて下さい。 


岩瀬:

 社長は楽して楽しいのではなく、相当苦労している。ただ、死ぬときに良い人生だったな思うようにしたい。


孫:

 兄から教わったのが、人生は究極の自己満足だということ。それを突き詰めていると、自分がどんどん広がっていく。また夢よりも志の方が強く、夢を突き詰めた先に志がある。


熊谷:

 料理がうまくなりたい。(笑) 自分の製品で多くの笑顔をつくることをこれからもやっていきたい。

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