1. 「マッキンゼーでは全く仕事が出来なかった」- DeNA創業者 南場智子氏の起業までの道のり

「マッキンゼーでは全く仕事が出来なかった」- DeNA創業者 南場智子氏の起業までの道のり


 世の中で成功したと言われている企業の経営者は一見華やかなに見られがちだが、その裏では様々な失敗や苦しみを経験している。


 ここでは「Mobage」で有名な株式会社DeNAを創業した南場智子氏に焦点を当て、DeNAを創業するまでのキャリアを見ていく。

全く仕事が出来なかったマッキンゼーの新人時代


いくら新人だとはいえ、まるで仕事ができない。自分がダメだという自覚があるので、夜中の3時、4時まで働いて、翌朝は9時出社という生活をずっと続けましたが、どんなにガムシャラに働いても成果が出ないものは出ないんですよ。役に立てていないという申し訳なさで、本当にいたたまれない毎日でした。

出典: 南場智子 (1/5) - Cisco Exclusive Interview - Cisco Customer Bridge ...

 南場智子氏のキャリアはマッキンゼーから始まった。マッキンゼーと聞くと、とにかくスゴい人達の集まりというイメージを持っている人も多いだろう。その中にいた南場氏も、同じようにとにかくスゴい人なんだろうというイメージを抱きがちだが、新人時代は全く仕事が出来なかったそうだ。


 先輩から教わる言葉に関しても全て「?」が頭に浮かんでいたようで、自分の仕事のできなさに申し訳なくなったほどだそうだ。スゴい人の集まりであるマッキンゼーで南場氏は全く成果が出せずにいたのだ。

2年で辞め、ハーバードビジネススクールへ

 結局、南場氏はマッキンゼーを2年で辞めハーバードのビジネススクールへと通うことになった。そのビジネススクールでの思いを南場氏は次のように語っている。

「何かすごい楽しくて、ホント、生き返った。もうどんなにラクか、マッキンゼーと比べたら」

出典: いつの間にかゲーム屋、それもなんか面白い--南場智子 ディー・エヌ・エー ...

 全く仕事ができず申し訳ない日々を送っていたマッキンゼーから離れたことで心にも余裕ができ、ハーバードビジネススクールでは楽しみながらも多くのことを学んだそうだ。


 このハーバードビジネススクールでの経験が今日の南場氏を創り上げたのかもしれない。

たった一回の成功体験がすべてを変える

 2年間ハーバードビジネススクールで授業を受けた南場氏は再びマッキンゼーに戻り悪魔のような日々を過ごすことになる。


 新人時代の頃の記憶が呼び起こされ、戻ってきても全く成果が出せずにいたのだ。何とかしなければと焦れば焦るほど成果が出ない…。しかし、一つのプロジェクトが南場氏を大きく変える。


 「これでダメなら、しょうがない」と最後の望みをかけて行っていたプロジェクトが大成功を収め、クライアントに大きな利益をもたらした。

「結果として、クライアントさんが喜ぶものが出せるなら、自分の成果とかはどうでもいいのかなと。そしたら、肩の力がスーッと抜けて、言えるようになった。私アホです、助けてください、って」

出典: 2 - 東洋経済オンライン

 このたった一つの成功体験が南場氏の大きく変えた。その成功したプロジェクトを機に、プロジェクトの立案だけでなく自分で全部やってみたいという思いが芽生え、現在のDeNAを創業したのだ。

最後に

 「南場智子」と聞くと様々な事業転換を繰り返し、DeNAを成長させていったということでスゴい経営者のイメージが強い。しかし、そんな南場氏も新入社員の頃は自分のことを「出来損ない」と揶揄するほどだったが一つの成功体験が全てを変えた。


 現在、仕事で成果が出せず悶々としている人もいるが、諦めずにいればきっとどこかでチャンスがやってくるだろう。そのチャンスを掴みきれるかどうかが成功の分かれ道になるのではないだろうか。

 

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