1. 3年間で100店舗に拡大!CCCが推し進める書店併設カフェ事業の狙いとは

3年間で100店舗に拡大!CCCが推し進める書店併設カフェ事業の狙いとは



 TSUTAYAやTカードで知られるCCCは、12月上旬に盛岡で「カルフェ」という大型書店とカフェが複合した施設を開設し、3年で100店舗を展開すると発表しました。CCCが今まで行っていなかったカフェ事業を展開するということもあり、話題を呼んでいます。ここでは、なぜ、CCCは書店とカフェの融合を目指すのか考えてみたいと思います。

レンタル事業は価格戦争が泥沼化

 CCCの主な事業であるTSUTAYAのレンタル事業ですが、ライバルのGEOが打ち出す低価格路線に対抗しなければならず、客単価が低下しています。また、ネットでの配信サービスによって年々、市場は縮小しており、レンタル事業の頭打ち感は否めない状況にあると言っていいでしょう。今回の書店とカフェの複合した店舗の展開は閉塞感ただようレンタル事業からの脱却を図る意味もあるのではないでしょうか。

スターバックスとライセンス契約、しかし…

TSUTAYA内に「Book&Cafe」を展開、大人気店舗に

 CCCはスターバックスとTSUTAYA内にカフェを作ることができるライセンス契約を結んでいます。「Book&Cafe」と称された書店内に設置されたスターバックスがある店舗は、非常に人気が高く、多くの人で賑わっているようです。

スタバがあるのにTSUTAYAが儲かるわけ

 TSUTAYAの支払いとスターバックスの支払いは別々になり、スターバックスの商品が売れても、TSUTAYAは儲からないと思う人もいるのではないでしょうか。実は、TSUTAYAにあるスターバックスは、すべてTSUTAYAの売上げとなるような契約を結んでいます。また、書店特有の「再販制度」というものがあり、売れなかった本は返品できるため売れずに在庫を抱え込むということもなく、コーヒーを飲んで立ち読みだけで帰ってしまう場合でもTSUTAYAが儲かる仕組みになっているのだそうです。

カフェ側の判断が本屋に不利益をもたらすことも

 しかし、カフェが他店の場合、カフェ側の判断に左右されることが多いようです。特に内装やブランドコンセプトの部分ではカフェ側の要求を飲み、書店側は制約を守らなければならないことが多いようです。今回、CCCがカフェ事業に取り組むのもこういった制約をパスし、多くの書店でカフェを併設する仕組みを作りたいという意図があると考えられます。





 今回のカフェと書店の複合した店舗の展開は、CCCにとって大きなメリットをもたらすのではないでしょうか。ライセンス契約をしているスターバックスとの関係性も含め、今後も注目していきたいビジネスの1つと言えるでしょう。

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