【本を読むにはどっちが良いの?】iPad AirとKindle Fire HDX 8.9を比較してみました
- 2013/11/11
- 椿龍之介
なかなか定着しないだろうと言われていた電子書籍ですが、すっかり定着し、喫茶店や電車の中などで電子書籍を読んでいる人も多くみかけるようになったのではないでしょうか。電子書籍を読むことのできるタブレット型端末として、AppleではiPad Airが発表されたばかりですし、Amazonでは高性能モデルをKindle Fire HDX 8.9(以下Kindle Fire HDX)が2013年11月28日より日本でも発売されることが発表されました。ここでは、iPad AirとKindle Fire HDXを比較して行きたいと思います。
それぞれどういう商品なの?
Appleが発売開始したiPad Air
Appleが2013年10月22日に行われた新商品発表イベントで披露されたのがiPad Airです。以前のiPadシリーズよりも2センチも薄く、また、200グラムほどの軽量化を実現しています。また、これまでより高速なCPUを搭載しており、非常にスムーズで快適な動作を実現しています。
Amazonが日本での発売を開始するKindle Fire HDX
Amazonは、2013年11月28日よりKindleのハイエンドモデルと言える、Kindle Fire HDXを日本でも発売すると発表しています。こちらも以前のKindle Fireと比べ、グラフィックやCPUの性能などが向上しており、更に200グラム近い軽量化に成功しています。8.9インチモデルは、9.7インチのiPad Airとの競合が予想され、注目の機種といっていいのではないでしょうか。
性能を比較しておすすめしたいユーザーを検討しました
グラフィックではKindle Fire HDX、処理性能ではiPad Airが勝る
両者を比較してみると、Kindleはディスプレイの性能がiPad Airよりも優れており、きれいなグラフィックで電子書籍を読むことができると予想できます。また、重さもiPad Airより約100グラム軽く、重さを感じにくいのではないでしょうか。しかし、iPad AirはKindle Fire HDXと比べると処理性能で段違いの性能を誇り、快適なページングや本の処理が期待できそうです。
とにかく量をたくさん読みたい→Kindle Fire HDX
とにかくたくさん電子書籍を読みたいという方は、Kindle Fire HDXをおすすめします。まず、綺麗なグラフィックであることから本と同じ感覚で読むことができますし、iPad Airと比べると重さが100グラムも軽いこと、画面のサイズが一回り小さいことなどから、重量や大きさを感じることなく文章に集中してどんどん本を読むことができるのではないでしょうか。
一冊の読書の質を高めたい→iPad Air
iPad Airは処理性能が優れていますし、CellularモデルであればLTEでの通信が可能です。iPad Airなら、本を読んでいて気になるトピックやもう少し知りたいと思う部分が出てきた時に快適な検索が可能なので、本で得ることのできる知識が非常に多くなるのではないでしょうか。
AmazonユーザーはKindle、AppleユーザーはiPad Air
既存で使っているサービスで特に重視して使っているものがAmazonならばKindle Fire HDXを、AppleであればiPad Airをおすすめします。Amazonでは、Kindleシリーズを持っているとプライム会員は毎月無料で1冊電子書籍をダウンロードできます。また、Appleの提供するiBooksは、フォントが自由に変えられるなど機能面での特徴があるだけでなく、Apple製品との連携がスムーズであり、購入もアプリやiTunesだけでできるなど、Kindleにはない魅力があります。
Kindle Fire HDXにも、iPad Airにもそれぞれ非常に優れた魅力があります。どういう使い方をしたいか考え、自分にあった電子書籍デバイスを見つけて購入するようにしましょう。