1. 「ゴールドマンサックスの初任給は60万円超え!?」 - 世界一給料が高いと言われる理由と彼らが歩むキャリアとは?

「ゴールドマンサックスの初任給は60万円超え!?」 - 世界一給料が高いと言われる理由と彼らが歩むキャリアとは?


 世界最大級の投資銀行として名高いゴールドマンサックス。新入社員の初任給は月60万円ほどで、年間では3000万を超えると言われており、超一流企業の代名詞となっている。そんな彼らはどのような戦略でそこまで成長したのか、そしてそこで得られるキャリアとはどのようなものなのか。

圧倒的な人材力とブランド力

完全実力主義

 ゴールドマンサックスといえば人材に対するこだわりが最大の強みと言われており、相当に優秀な人でないとすぐに辞めてしまうという評判がある。新卒採用では、経済学部などからとるばかりでなく、様々な分野を学び、尚且つ意識が高くビジネスセンスのある人材が選ばれるようだ。高学歴であるという理由だけで採用されることはなく、まさに完全実力主義と言えるだろう。

世界最高水準のブランド力

 金融業界や投資銀行に関して知識のない人でも名前くらいは聞いたことあるだろう。その圧倒的な知名度、ブランド力は否が応でも注目の的になる。案件に困ることはまずないし、優秀な人材が目標にする指標にもなるのだ。そういった意味では、ビジネスの内外で確実性の高い地位を獲得している。

外資系らしからぬチームワーク重視 その名も「ハイブリッド型経営」

 ゴールドマンサックスでは自己アピールではなくチームとしての結果を重視する。実力主義の会社であるからこその逆説的なその戦略は、優秀な知能を余すことなく発揮するのに効果的だ。その内容をゴールドマンサックスはこう語っている。

わが社はあらゆる面においてチームワークを重んじる。個人の創造性は常に奨励されるものであるが、最高の結果はしばしばチームワークによってもたらされることを、わが社は経験によって知っている。個人の利益を顧客やわが社の利益よりも優先する者をわが社は必要としない〉
 じつはチームワークに限らず、冒頭に述べた外資系企業のイメージをことごとく覆す人事戦略を展開している。それはまるで日本企業が捨て去った日本的経営の“美風”を深化させ、外資系の持つ長所と組み合わせた“ハイブリッド型”とも呼ぶべき手法である。

出典: ゴールドマン・サックス式 日米複合型人材鍛錬法 ... - プレジデント社

 会社全体の利益を底上げすることは結果的に個人の能力を上げることにも繋がる。全てが同時進行で成長していく効率的な戦略だ。 

優秀な人材をさらに優秀にする 圧倒的育成プラン

 ただでさえ優秀な人材がさらにキャリアアップを望める、これこそゴールドマンサックスの強みだ。各方面から集められた人材はさらにそれぞれのプランで育成されてゆく。

業務・ファイナンス・サービス部門のトレーニング・プログラムは、独自に開発されたものです。既存のコア・カリキュラムに付加価値を与え、ゴールドマン・サックスにふさわしい人材の育成を図ります。

リーダーシップ、チームビルディング、オン・ザ・ジョブ・トレーニング(OJT)などをサポートする各研修コースやセミナーは、ビジネス実践に欠かせない能力開発に役立つものです。

パーソナル・ディベロップメント・プラン(PDP)では、個々にコーチをつけ、能力の向上に向けて自ら努力できる人材育成を進めます。チームや個人の目標を明確に設定し、その目標の達成に向けて成果を確認し、さらに次の目標に向けて業務の効率化や職場環境改善の提案をはかります。

ゴールドマン・サックスは、組織の成長と人材の成長を重ね合わせて考えています。人材こそが、国際経済社会の中心的な企業としてのゴールドマン・サックスの実績を作り上げてきました。

出典: 業務・ファイナンス・サービス部門 - トレーニング - Goldman Sachs

 このように、個々の人材に対して能力の底上げを図る育成プランが用意されている。それぞれが自分の進むべき方向でのスペシャリストになることにより国際的に通用する圧倒的キャリアのビジネスマンが誕生するのだ。

まとめ

 景気に左右されがちな投資会社だが、ゴールドマンサックスはその中でも圧倒的な力で勝ち進んできた。リーマンショックで受けた損害からの回復も早く、翌年には過去最高の収益も上げている。


 この実力は優秀な人材とその育成、そして組織全体の方針が上手くマッチしていることも関係しているのではないかと思う。チームワークを重視するというその経営方針は一見個人を低く見ているような気もするが、全くの逆なのではないか。個人を信頼しているからこそ、チーム全体のピースとして役割を与える。優良な企業と優秀な人材はそのあり方によってさらに成長を遂げていくのだ。


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