1. 女性に愛され、売上高42億円の「Soup Stock Tokyo」- 成長を支え続けてきた究極のマーケティング手法とは?

女性に愛され、売上高42億円の「Soup Stock Tokyo」- 成長を支え続けてきた究極のマーケティング手法とは?


 三菱商事初の社内ベンチャーとして生まれた、食べるスープをコンセプトにしたスープ専門店」「Soup Stock Tokyo」創業わずか10年で、売上高42億円、52店舗と成長を続けている。ここまでの成長を遂げた裏には、どんな戦略があったのだろうか?

初めに「秋野つゆ」というペルソナの設定した

 どんなサービスであれ、ある程度のペルソナは設定しておくだろうが、「Soup Stock Tokyo」は、とことん細かくペルソナを設定した。それが「秋野つゆ」という人物である。


 「秋野つゆ」は37歳の女性で、都心で働くキャリアウーマン。特徴は、独身か共働きで経済的に余裕があり、シンプルでセンスの良いものを追求するタイプでこだわりがある。また社交的だが自分の時間を大切にし、人生を楽しみたいという人物設定がされている。


 このようにペルソナを細かく設定しておくと、自分たちはどんなことをしていけば良いのかが分かり易くなるため、様々な施策を積極的に打ち出していくことができる。

価格は「610円」と少し高めに設定

 「Soup Stock Tokyo」は、自分たちが設定したペルソナに沿ってマーケティング戦略を推し進めてきた。「経済的に余裕があり、シンプルでセンスの良いものを追求するタイプでこだわりがある」という人物設定に従い、価格はスープとしては少し高い「610円」に設定している。


 一見、「高すぎるのでは…」と思われてしまうそうな価格だが、「20代の女性」と幅広い層を狙っているのではなく、あくまでペルソナで設定した顧客層向けなので値段を下げるということはしていない。

場所もオフィス街、駅チカの店舗

 都心で働くキャリアウーマンをターゲットにしているため、出店場所もオフィス街、駅チカの店舗とキャリアウーマンが多くいそうな場所や、頻繁に訪れそうな場所にのみ出店している。

ブランディングにも効果的

 このように「Soup Stock Tokyo」は、自分たちが設定したペルソナに従ってマーケティング活動を行っているのだが、これは自社のブランディングにも繋がっている。出店場所に関して言うと、原宿や渋谷など人が集まる場所に出店すれば売上が上がるかもしれないが、そこには自分たちが設定した顧客層の人達はいないため出店しない。


 このように徹底した姿勢が、「Soup Stock Tokyo」のブランドを形作っていく。渋谷や原宿に出店すれば、若者がメインの顧客になってしまい今まで築き上げてきたブランドが変わってしまいかねない。だからこそ、自分たちが設定したペルソナに沿ってマーケティングを行っているのである。




 「Soup Stock Tokyo」が行ってきたように、まずはペルソナを細かく設定することで、どのような施策を打ち出していけば良いかが明確にすることができ、考えがブレることも少ない。新サービスや新規店舗を出店する場合は、まずペルソナを細かく設定するところから始めてみるのも一つの方法ではないでしょうか。

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