1. 1日に240万ドルも売り上げる驚異のゲーム会社「スーパーセル」から考える、企業が追い求めるべき理想の社風

1日に240万ドルも売り上げる驚異のゲーム会社「スーパーセル」から考える、企業が追い求めるべき理想の社風


 先月、ソフトバンクに総額15.3億ドル(1515億円)で買収されたスマホ向けゲームメーカー「スーパーセル」。非常に自由な社風が特徴で、CEOであるIlkka Paananen氏は「世界で最も権力のないCEO」とまで呼ばれている。ここでは自由な社風が特徴のスーパーセルから、働く環境の理想について考えていきたいと思う。

スーパーセルって一体どんな会社なの?

 そもそもスーパーセルがどんな会社は知らない人もいると思うので、スーパーセルについて説明していきたいと思う。スーパーセルは、2010年に設立されたフィンランドのゲーム会社で、今までリリースしたゲームは村を敵から守りながら発展させていくゲーム「Clash of Clans」と農場を経営する「Hay Day」の2つだけである。


 それにも関わらず、2012年は1億ドル、2013年は1月~3月の四半期だけで1億7900万ドルもの売り上げを叩き出している。今では、「Clash of Clans」は1日に240万ドルの売上があるとも言われている。

チーム構成は5人〜7人


 スーパーセルは社員を5人〜7人のチームに分け、ゲームのアイデア出しから制作までを一貫させて行わせている。また、チームで考えたことに関して口出しをすることはなく、とにかく思いついたことを自由にやらせてしまう。


 そうすることで、よりクリエイティブなアイデアが思い浮かびやすくなるのだろう。自分たちが「面白い」「最高」と思ったアイデアを形にするからこそ、わずか2タイトルでここまでの売上になったのではないかと思う。

失敗そのものでなく、失敗から来る学びを称賛する

 スーパーセルの社風で最も特徴的な部分は、この失敗を称賛するところだろう。多くの会社は失敗に厳しく、失敗に対する責任を追及する会社もあったりする。そういった会社は社員が秘めている能力を押し殺してしまっており、最終的に会社の損になっているのだ。


 しかし、スーパーセルはプロジェクトが失敗した場合、関わったメンバー全員にシャンパンのボトルが贈られるという習慣もあるなど、とにかく失敗を大切にしている。失敗をしたことで得られる学びを何よりも大切とし、その学びを次に活かすということが社員に、会社にとっても良いものという考えが根付いているのだろう。

もっと失敗に寛容になるべきではないか

 スーパーセルの社風から学ぶべきことは、失敗に対してもう少し寛容な雰囲気を作り出すことではないだろうか。あまりにも自由にしてしまうと組織の輪が乱れていまうため、スーパーセルのように自分たちで何でも決めてしまうということは難しいだろうが、失敗に対して寛容になることは意識さえ変えればできることだろう。


 そうすれば、仕事に対してネガティブなイメージを持つ人も少なくなり、もっと仕事に精を出す人が増えるのではないだろうか。失敗に寛容でチャレンジを推進する姿勢こそが企業の追い求めるべき理想の社風だと思う。

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