1. 5分で理解できる! マッキンゼー社員も使う、魔法の問題解決フレームワーク「空→雨→傘」とは

5分で理解できる! マッキンゼー社員も使う、魔法の問題解決フレームワーク「空→雨→傘」とは

by recombiner
 営業、企画、マーケティング……、どのような職についていてもビジネスマンに共通してもとめられるスキルの一つに、「問題解決能力」があげられる。そのためには「自分で考える」力が求められるが、一体どうすれば自分で考えられるようになるのか分かる人はどれくらいいるだろうか。

 今回ご紹介するのは、マッキンゼーなどのコンサルティング業界で広く親しまれている「空→雨→傘」のフレームワークだ。

マッキンゼーも使う、問題解決フレームワーク「空→雨→傘」

by Theen ...
 この三要素は以下のようなフレームを指している。

問題解決フレームワーク「空→雨→傘」の三要素

  • 空…出かけようと思って空を見上げると雲がかかっている。(=事実認識)
  • 雨…これは少ししたら雨が降りそうだ。(=事実解釈)
  • 傘…傘を持って出かけよう。(=判断)
 このフレームワークを反復的にトレーニングすることで、問題解決能力を高めようというのが「空・雨・傘」と呼ばれるものである。物事を判断する時にこの一連の流れをきちんと押さえることが、自分で考えるスキルを身につけるために必要なのだ。

問題解決フレームワーク「空→雨→傘」を使うとどうなるか

by Fotos GOVBA
 それでは具体的にこのフレームワークを具体的な問題に当てはめてみるとどうなるのか。

問題解決フレームワーク「空→雨→傘」の使用例:事実認識

 例えばある飲食店が「お客さんがなかなか来ない」という問題を抱えていたとしよう。これは三要素の中の「空」にあてはまる事実認識だ。この事実認識は問題解決の入り口であり、この認識を間違えてしまうとその後の判断が何の意味もなくなってしまう。

 自分に見えている状況だけで判断せず、全体を俯瞰する必要がある。「お客さんがいない」という事実をきちんと認識することが問題解決の第一歩である。

問題解決フレームワーク「空→雨→傘」の使用例:事実解釈

 次に考えるべきなのは事実解釈である「雨」なのだが、多くの人がこの事実認識をした後にすぐ「傘」にあたる判断を下そうとしてしまう。“「お客さんが来ない」→「広告を打とう」”という結論に至ってもそこには根拠が何もない。

 「お客さんが来ない」という事実をどう解釈するか。それは「そもそも人がその店のことを知らない」のかもしれないし、「料理がおいしくない」のかもしれない。事実解釈に対して何らかの仮定を立てなければ適切な判断をとることは難しくなるのだ。

 空に雲がかかっていても、それを「雨が降る」と解釈するか「雨は降らない」と解釈するかは人によって異なるし状況によっても異なるだろう。そのため、事実解釈に関してはなるべく全体を見て3つ程度の仮定を導いておくと、その後の軌道修正も比較的しやすくなる。

問題解決フレームワーク「空→雨→傘」の使用例:判断

 導かれた解釈に基づいて具体的に何をするのかが「傘」にあたる判断だ。「お客さんが来ないのはそもそも店のことを知っている人がほとんどいないからだ」と解釈して初めて「広告を打とう」という判断に意味が生まれるのだ。

他人に依存せず、適切な自己判断を

 問題解決能力をつけるためにはこのフレームワークを反復的に行うことが大切だ。「勘がいい」人というのはこの一連の流れを脳内でぱっと行える人物だと言えるだろう。

 様々な情報があふれている中、自己判断能力はすべての人に求められる。自分で判断できないと他人に依存することにつながる。まずは小さなことでもいいので、自分で判断したり考える時にこの三要素を意識するだけで、ビジネスに活かす力をつけることができるだろう。

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