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インターネットでの行動ターゲティング広告の仕組みと、サイトの広告を非表示にする方法

U-NOTE編集部

2018/08/28(最終更新日:2018/08/28)


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 インターネットを使っていれば、広告を目にしない日はないだろう。最近は「リターゲティング機能」が進歩し、自分の興味のある広告が表示される。

 今回は、これら「行動ターゲティング広告」の仕組みや、非表示にする方法などをお伝えしていきたい。

そもそも「行動ターゲティング広告」とは

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「行動ターゲティング広告」は、顧客の行動をもとに広告配信を行う手法

 まず行動ターゲティング広告とはどのようなものか理解しよう。Wikipediaには以下のように記載されている。

行動ターゲティング広告(こうどうターゲティングこうこく)とは、広告の対象となる顧客の行動履歴を元に、顧客の興味関心を推測し、ターゲットを絞ってインターネット広告配信を行う手法。例えば、旅行関連のページを最近訪れたことがあったり、航空会社の広告をクリックしたことがあるユーザーは、「旅行」というジャンルに興味関心があると判定し、「旅行」関連の広告を配信するといったもの。ここでいう「行動」は、ページの閲覧、広告のクリック、検索のキーワードなどを指し、広告の配信を行う媒体・事業者によって定義は異なる。コンテンツ連動型広告を併用している場合が多い。行動ターゲッティング広告は、追跡型広告(ついせきがたこうこく)やリターゲティング広告とも呼ばれる。

出典:行動ターゲティング広告 - Wikipedia

 私たちのインターネット上での行動は常に蓄積されている。そのデータから我々の関心を把握し、広告配信を行っているのだ。

ターゲティング広告の種類

 上記では「行動ターゲティング広告」について説明をしたが、ターゲティング広告には他にもいくつか種類がある。おさらいしていきたい。

ターゲティング広告の種類

  • オーディエンスターゲティング:広告枠ではなく、ユーザーに広告を出すという考え方のターゲティング手法
  • デモグラフィックターゲティング:年齢や性別、所得や職業などの属性情報を使って、ターゲティングを行う手法
  • ジオグラフィック(ロケーション)ターゲティング:ユーザーの位置情報をもとに、ターゲティングを行う手法
  • 行動ターゲティング:ユーザーの行動履歴をもとにユーザーをセグメント化し、ターゲティングを行う手法
  • 検索キーワードターゲティング:ユーザーが検索で使用したキーワードをもとに、ターゲティングを行う手法
  • コンテンツターゲティング:Webサイト上のコンテンツ内容をカテゴライズし、そのカテゴリにあった広告を配信する手法

行動ターゲティング広告のメリットとデメリット

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行動ターゲティング広告のメリット

 では、広告主がこのような広告を用いるメリットとは何だろうか。それは、潜在顧客の興味を継続的に喚起できる部分にある。

 私たちはたいていの場合、情報を手に入れるといった目的を持ってインターネットを利用している。そのため、一度目的を達成した場合は、閲覧したWebサイトを再度訪れることは少ない。

 これに対して行動ターゲティング広告を行うと、サイトを閲覧しているときに、ある商品の広告が表示されることになる。

 インターネットユーザはその広告を何度も目にすることになり、その商品に対する潜在的な興味を継続的に持ち続けることになる。

 自分の欲しい商品の広告が表示された場合や、その商品を買えるだけのお金が溜まったタイミングでその広告がクリックされれば、ユーザの製品購入率は高くなるだろう。

行動ターゲティング広告のデメリット

 このように、行動ターゲティング広告を用いることで、潜在顧客に対して興味を持たせ続けることができる。なにもターゲティングせずに広告を出すよりも、非常に効率的な方法なのだ。

  しかし、広告主にとっては効果的な広告手法だが、ユーザにとってはもう用済みな情報が何度も表示され、うっとおしく感じることもあるだろう。どうしても気になる場合は、いくつかの方法で消すことができるのだ。

サイトの広告を非表示にする方法

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サイトの広告を非表示にする方法①:キャッシュを削除する

 ターゲティング広告は、ユーザーのWebサイト閲覧履歴などの情報を利用して表示されている。そのため、これらの履歴データを削除することで、不必要な広告が表示されなくなるのだ。

 この削除方法は「Internet Explorer」や「Fire Fox」、「Google Chrome」といったインターネットブラウザによって異なるため、自身の方法を確認していただきたい。

キャッシュの削除方法【Internet Explorer】

  • Internet Explorerを起動し、「ツールアイコン/インターネットオプション」を選択する
  • インターネットオプション ウィンドウが表示されたら、全般タブの「閲覧の履歴」セクションで「削除」ボタンをクリックする
  • 問題の履歴の削除 ウィンドウで、「お気に入り Web サイトデータを保持する」以外のオプションのチェックを入れ、「削除」ボタンをクリックする
  • インターネットオプション ウィンドウに戻り、「OK」をクリックしてウィンドウを閉じる

キャッシュの削除方法【Firefox】

  • Firefox を起動し、「履歴/最近の履歴を消去」を選択する
  • 「すべての履歴を消去」ウィンドウを開き、「消去する履歴の期間」で「すべての履歴」を選択する
  • 「消去する項目」左横の矢印をクリックして項目を表示し、「キャッシュ」にチェックを入れる
  • 「今すぐ消去」ボタンをクリックする

キャッシュの削除方法【Chrome】

  • Chrome を起動し、ウィンドウ右上の「Google Chrome の設定」ボタン、「履歴と最近使ったタブ/履歴」を選択する
  • 履歴が表示されたら、ウィンドウ上部にある「閲覧履歴データの消去」ボタンをクリックする
  • 「閲覧履歴データを消去する」ウィンドウが表示されたら、「次の期間のアイテムを消去」で「すべて」を選択する
  • 「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れる
  • 「閲覧履歴データを消去する」ボタンをクリックする

キャッシュの削除方法【Safari】

  • Safariを起動し、「Safari メニュー/環境設定」を選択する
  • ウィンドウが表示されたら、詳細タブを選択し、ウィンドウ下部の「メニューバーに”開発”メニューを表示」にチェックを入れる
  • 「開発メニュー/キャッシュを空にする」を選択する

サイトの広告を非表示にする方法②:cookieを無効化する

 また、インターネット履歴の他に「cookie」というものがある。cookieとはWebサイトの提供者が、Webブラウザを通じて訪問者のコンピュータに一時的にデータを書き込んで保存させる仕組みだ。

 Cookieにはユーザに関する情報や最後にサイトを訪れた日時、そのサイトの訪問回数などを記録しておくことができる。キャッシュを削除してもターゲティング広告が表示される場合は、このcookieを削除するとよい。

 ただし、cookieをすべて削除してしまうとメール機能やFacebook等にログインするために再度IDとパスワードを入力しなければならなくなってしまう。IDやパスワードを忘れてしまうと非常に面倒なため、注意しよう。

サイトの広告を非表示にする方法③:オプトアウト

 広告事業者は、自社のサービスにおけるオプトアウト(ターゲティング広告の停止)手段を提供している。 オプトアウトでは、ブラウザのクッキーにターゲティング拒否という印をつけることで、そのブラウザをターゲティング対象外とみなすのだ。

 オプトアウトを実施するには、対象サービスの公式ウェブサイトか、DDAIのオプトアウトページを確認しよう。


 以上、行動ターゲティング広告の仕組みと、それらを表示させない方法についてみてきた。ここで説明したことを活用し、快適なインターネットライフを送っていただきたい。



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