1. 【25歳以下の人へ】なんで起業したいと思うの?安定を求める若者への起業のすゝめ

【25歳以下の人へ】なんで起業したいと思うの?安定を求める若者への起業のすゝめ

 すゝめと書きましたが、みんな起業しよう!という記事ではありません。起業のリスクについて、一般的な捉えられ方がちょっと違うんじゃないかなと常々思うので、まとめてみます。

 最近、「起業」という選択肢が一般的になってきました。これまで日本でも何度かあった、「起業ブーム」のようなものではなく、ある程度穏やかに継続して起業家が生まれる環境ができつつあるのかなという印象を受けます。
 一方、高校生のなりたい職業ランキングでは常に公務員が上位にランクインするなど、安定を求める若者が多いのも事実です。これは、若者の考え方が両極化しているということなのでしょうか?25歳以下の超若手の人向けにこの辺りを考えてみたいと思います。

企業の中で働くリスク

 結論から言うと私は起業する人と、安定を求める人にそんなに大きな違いはないのではないか、と思っています。最近の若者は必ずしも出世を求めない、とかよく言われていますが、これは社会的な評価よりも「自己実現」を重視する人が増えたということなのではないでしょうか?いわゆる学生起業という形で会社を起こす人の中には就職よりも起業のほうがリスクが低いから起業したという人が意外と多くいます。大企業が5年後にどうなるか分からない時代とはいえ、一般的にベンチャー企業は倒産のリスクは高いですし、新卒の機会を逃したり、転職をしなければならない状況に陥るのは普通はリスクと捉えるでしょう。

 でも、これは社会で一般的とされる、新卒でいい会社に入って出世して給料も上がって...ということを理想とした場合の話です。これが例えば「自分自身の力で何かを作り続ける」ということが理想となったらどうでしょう?大手メーカーではプロダクトを任せてもらうのに10年は掛かるでしょうし、仮に10年頑張って自分の理想を掴みかけたとしても、会社の辞令一つで失ってしまうかもしれません。もちろん、起業をしたとしても会社が潰れてしまえば同じじゃないかという意見もあると思います。その通りです。でも、少なくとも起業をすれば自分の理想を自分で追い求めることができますし、はじめからそれに取り組むことができます。

起業のリスクってそんなに大きいの?

 ですから、自分の価値観が明確になっている人にとっては必ずしも会社が潰れず毎月給料が振り込まれる、ということが低リスクとは限りません。ここで生まれる問題が「生活できなくなるのは困るなぁ」ということです。いくら自分にとって理想に近づきやすい環境が手に入ると入っても、生活できないのは困ります。特に若い人は全く貯金がなかったり、あっても雀の涙ほどで職を失うことは即座に生活に影響しますよね。

 でもよく考えてみてください。仮に22歳で起業をして、24歳で会社が潰れたとします。社会人で言うと3年目くらいでしょう。就職した人は電話番からはじめ、名刺の渡し方、営業資料の説明の仕方を覚えてやっと自分の給料分くらいの粗利を出せるようになったくらいでしょうか?一方起業した人は上げている売上・利益自体は低いかもしれませんし、事実失敗していますが、事業の計画を立て、ユーザーを集める施策を打ち、投資家からの資金調達に奔走...と、自分の力で事業を2年間回して来たという実績があります。あなたが採用する側だったらどちらに可能性を感じますか?

起業の本当のリスク

 起業のリスクって実はそんなにないんじゃないかというお話をしてきましたが、本当はあります、起業のリスク。でも、一般的に考えられているものとはちょっと違うんじゃないかなと思います。以下の3つです。

①大手メーカー、大手銀行、大手証券会社など新卒を重視する企業への道は絶たれる
②起業した後に「思っていたのと違う」
③本当に未熟で本当に何もできない

 ①に関しては、仕方がないですね。少しづつ特別なことではなくなりつつあるとはいえ、起業がマジョリティになることはないでしょうし、どんな選択をしても一部の選択肢を選べなくなるというのはなんでも一緒です。価値観が明確であるということを前提にお話してきましたので、行きたい会社・業界が明確な人はその道を進んだほうがいいのかもしれません。

 ②は、起業したい!と思っている時はイケイケで、あまり深く自分と向き合ったりせずに勢いで...ということになってしまうと起きがち。自分にとっての価値を追求するのが前提ですから、ここがずれてしまってはお話になりません。

 ③に関して、若いうちから自分が全てをやらなければならないのですから、できないことや知らないことがあるのは当たり前です。でも全く社会とのつながりもなく、何も知らない状況からやるというのはやはり厳しいと言わざるを得ません。

 ②、③に関しては、起業する前にベンチャーの世界をのぞきに行く事である程度リスクを減らすことができます。学生の人はどベンチャーにインターンとかアルバイトに行ってみたり、ベンチャーの社長と話すことが出来る機会を探ってみたりすればいいでしょうし、既に社会人の方は交流会や講演会にベンチャー起業の経営者がよく参加していますので、週末に参加してみるのもいいかもしれません。



 結論としては、起業は人それぞれ向き不向きがあるよという当たり前のお話ですが、短絡的に、ベンチャーは失敗のリスクが大きいのでやるべきじゃないみたいなリスクの考え方はちょっと違うのではないかと思います。 普通に仕事をしていても「自分は何をしたいのか」という自問は少なからずしてしまうことがあります。そんな時、実際にやるかどうかは別として、「選択肢」として、自分で事業を起こすというオプションを持っているだけでも、何かが変わるかもしれません。

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