1. 売上高No.1の「ZARA」がここまで強いのはなぜか?成功の裏にあった3つの戦略

売上高No.1の「ZARA」がここまで強いのはなぜか?成功の裏にあった3つの戦略

 日本でも随分馴染みの深いブランドとなった「ZARA」。ZARAは現在、81ヵ国にわたり1631店舗を有している。また2013年7月18日付けで売上高は2兆1000億円にものぼり、対するユニクロは9200億円と大きな差になっている。なぜ、ZARAは圧倒的な強さを誇っているのだろうか?ZARAの強さの秘訣に迫っていきたい。

1. 「売り切れ御免」型のビジネスを展開する

 通常、アパレルショップなどでは「売り切れ」は極力避けるようにしている。なぜなら、顧客が欲しいと思ったときに商品がなければ、売上を逃してしまうからだ。特にファストファッション業界は顕著で、ユニクロなどに行って売り切れの商品はなかなか見たことがないだろう。

 しかし、ZARAはその逆の方針をとっている。ZARAは1つの商品の販売数を明確に定め、それが売り切れても再生産・追加投入は行わない。つまり一度販売して、売り切れたらその商品は手に入らないということになる。これにより、ZARAには常に新しい商品が店頭に並んでいるという印象を消費者に対して与えている。

2. 自社工場を保有し、適切なタイミングで商品を投入する

 ZARAの特徴であり、強みとしている部分は自社工場を保有していることだ。たいていの場合、アパレル業界は自社工場を持たずに人件費の安い新興国に生産を委託してしまう。しかし、委託してしまうとクオリティや生産するまでの時間をコントロールすることができなくなる。そうなると、適切なタイミングで商品を店舗に並べることが困難になる。

 ZARAの場合、工場は人件費の高い国に建てている。例えば、流行の最先端をいくアイテムであれば人件費の高い本社に一番近い工場で生産をし、デザインしてから店頭に並ぶまでの生産日数を2、3週間にしている。こうすることで、顧客が欲しいと思ったタイミングで商品を店舗に投入することができる。

3. 立地を最大の広告にする

 消費者に自社のブランドを広めていきたいと考えた場合、多くの企業は広告を出し認知度の拡大を図る。しかし、ZARAは広告を一切出さない。ZARAは広告ではなく、店舗を出す立地こそが最大の広告になると考え、力を入れている。

 日本でいうと、銀座のように歴史的魅力を感じさせるような場所であれば、ZARAは迷わず出店する。また、高級ブランドの隣に店舗を出店している。ファストファッションでありながら、それを感じさせない雰囲気作りが他のファストファッションとの違いを生み出している。




 ZARAは、アパレル業界の常識とは異なったことを実践し、他のブランドとは一線を画すようになった。顧客のことを第一に考え、顧客のためであるならば業界の常識として考えられていることも打ち壊していく姿勢こそがZARAの強みなのではないだろうか。

U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう
この記事を報告する