長谷部誠の哲学「心を整える」から学ぶ、仕事のパフォーマンスを高めるメンタルマネジメント方法
- 2013/09/27
- Shingo Hirono

サッカー日本代表のキャプテンを務め、チームの精神的な柱になっている長谷部誠さん。彼は常にメンタルに気を配り、安定したパフォーマンスを発揮しています。そんな長谷部誠さんの『心を整える』より、安定してパフォーマンスが発揮できるメンタルマネジメントを学んでいきたいと思います。
誰も自分のことは気にしていない
“「周りが自分をどのように見ているか」がとても気になった。でもね、よくよく考えてみると、誰も僕のことなんて気にしていないんですよ”
<出典:長谷部誠著『心を整える』>
周りの視線を気にしすぎるあまり、自分がやりたいことが出来ずにいるという人などいるのではないでしょうか。その思考は自分の可能性や能力に蓋をしてしまっています。人に見られているなと感じる人は多くいますが、実は意外とあなたのことは見ていないのです。周りがどう思っているのかを意識しすぎず、自分がどう思うか、どうしたいかという感情を大事にして行動していくべきでしょう。
誰に対してもフラットな視線を持つ
“誰に対しても視線をフラットに保つ。そうすれば余分な軋轢も生まず、より安心して仕事に打ち込めるのではないだろうか。”
<出典:長谷部誠著『心を整える』>
ビジネスの場では様々な人と関わる機会があります。自分と気が合う人もいれば、自分が苦手としている人も、もちろんいるでしょう。自分と気が合う人には態度を良くし、自分と気が合わない人には無愛想にしていると余計な気疲れをしてしまいます。
自分と感覚が合わない人がいるのは、しょうがないことですが誰に対しても同じ態度や姿勢で臨むべきでしょう。そちらの方が余計なストレスを抱えずにすみますし、心を落ち着かせて仕事に打ち込むことがでkるでしょう。
愚痴は絶対に述べない
“愚痴だけでなく、負の言葉はすべて、現状をとらえる力を鈍らせてしまい、自分で自分の心を乱してしまう。心を正しく整えるためにも愚痴は必要ない。”
<出典:長谷部誠著『心を整える』>
よく飲みの席などで誰かに対する愚痴であったり、自分が抱えている問題に対する愚痴をこぼす人がいます。愚痴は誰にとってもプラスの要素はないですし、何の解決策も生み出しません。愚痴をこぼすということは、自分が向き合わなければいけない問題から逃げているだけです。どんなことがあっても、愚痴をこぼさないように努めることが自分の心を強くしていきます。
最悪のケースは常に想定しておく
“最悪のケースを考えるというと、何だか悲観主義者のように思われてしまうかもしれないけど、僕はそうは思わない。最悪を想定するのは、「失敗するかもしれない」と弱気になるためではなく、何が起きてもそれを受け止める覚悟があるという「決心を固める」作業でもあるからだ。”
<出典:長谷部誠著『心を整える』>
仕事をしていたりすると様々な問題が生じることでしょう。いつどんな問題が起きても大丈夫なように最悪のケースを想定しておくことが大事ですが、ネガティブなイメージを持たれがちです。最悪の想定をして覚悟を決めておくことで感情の浮き沈みが少なく過ごせるのではないでしょうか。
長谷部誠さんの言葉はいかがでしたでしょうか。長谷部さんは、常に浮き沈みがないように心を整えておくことで、何があっても動じないようにしているのです。ビジネスも同じでメンタルを一定に保っておくことで、仕事の成果も大きく変わってくるのではないでしょうか。ぜひ、こちらの言葉を参考にして心を整えてみてください。