1. 転職市場でも希少人材。超優秀なUI/UXデザイナーになるために学ぶべき4つのこと

転職市場でも希少人材。超優秀なUI/UXデザイナーになるために学ぶべき4つのこと

by Gustavo da Cunha Pimenta

アプリ、Web開発など様々な分野で活躍するUIデザイナー

 スマートフォンやインターネットの進歩とともに様々なデザインのスマートフォンアプリやWebサイトを見かけるようになった。それらのデザインは企業やサービスのイメージを決める重要な要素であり、各企業ともに、特にIT企業のおいて注力されている分野である。最近では、Appleが「フラットデザイン」というシンプルで魅力的なデザインを採用したことが話題となった。

 デザインの中でも「UI」という言葉がある、この言葉は英語の「User Interface(ユーザーインターフェース)」の頭文字をとったもので、利用者(ユーザー)がコンピュータをはじめとするデジタル機器と情報のやりとりをするための仕組みを指している。コンピュータなどの操作感の意味でも使われる。これを設計するデザイナーをUIデザイナーと呼ぶ。その他にユーザー体験という、UIを含んだユーザーエクスペリエンス(UX)という言葉もある。

 このUIはサービスの利益に大いに貢献する要素の一つだ。シンプルな使用感かつお洒落なUIであれば多くの人の目を引くことができる。より多くの人にリーチすることが目的とされるWebサービスでは、UIを魅力的に設計することが成功のカギとなるのだ。よって企業は優秀なデザイナーを多く採用したいと考える。優秀なUI/UXデザイナーとはどのような人間か、また優秀なUI/UXデザイナーを育成するためには何を学ばせるべきか。

優秀なデザイナーはエンジニアリングもビジネスも得意

 どのような素養(スキル)の人がUX/UIデザイナーの適正があるのか。 優秀なUI/UXデザイナーとは、デザイン×エンジニアリング×ビジネスの「交差点」に立てる人だと考えられる。なぜなら、UXデザインは、デザイナー、エンジニア、ビジネスマン(経営・マーケッター・営業・ユーザー)とコミュニケーションをとり、協力して問題解決していくことが必要なためだ。互いの知見をオーバーラップすることで最高のユーザー体験を実現することが可能となる。

 わかりやすい例が、上の図の中心のような3つの職種を経験したことのある人。日本の市場ではまだ希有なようだが、可能性としては、営業を経験したエンジニアがデザインに興味を持つ。マーケティングを経験したデザイナーがプログラムを学ぶ。などといったケースだ。

優秀なUI/UXデザイナーになるために学ぶべきこと

 上で述べたようなモデルのようになるために学ぶべきことを挙げていく。

【UXを学ぶ】

 今年1年でUXに関する情報は非常に多くなった。特に、アメリカの最新事例は非常に参考になる。そういう意味では、英語の文章を読むことに抵抗がないことは大切かもしれない。Experienceとは、体験なので本を読むだけではなく、自分が楽しいと感じたり、海外に旅行に行ったり、周囲でサービスのクオリティが高いと評判のホテルやレストランなどに行き、自分の体験をメモとして残しておくこともとてもオススメだ。本を読む以上に多くのことを製品に活かすことができる。

【UIデザインを学ぶ】

 UIに関しては過去の先人たちが開発してきた物を適切に活用することが出発点になる。なぜなら、ユーザーは「使い慣れている」UIを最も好むためだ。今ではWeb上に多くのUIまとめサイトがある。こちらを毎日1回見続ける習慣を1カ月続けると自然と先人たちの知見を記憶することができる。

【エンジニアリングを学ぶ】

 エンジニアリングに関しては、HTML/CSS/JSの一通りを学び、エンジニアとコミュニケーションできることが大切。ここがエンジニアと解決策を具現化する大切な瞬間だ。現在は無料で動画などを見て学べるWebサービスが多数存在するためどれか一つに絞り、それを一通りやることをオススメする。

【ビジネスを学ぶ】

 この分野はマーケティングであれば、SWOT・5Forceなどのフレームワーク、営業として顧客のインサイトをヒアリングするのであれば、IDEOに代表されるHCDなども重要。

無駄だと思われることから生まれるアイディア

 昨今、ビジネスでは、効率化が主張されている。しかし、ビジネスには効率化が最適な側面と、それ以外の側面が存在するのも事実だ。UXデザインとは、そんな「効率化ではない側面」から学べることが沢山あり“その瞬間は一見無駄に思える体験”こそ、未来にサービスを作る時に生きてくる。この意味だと、UXデザインは、PCや本を閉じて、未知なる国への旅や、街を歩き日本の四季を感じるなどの経験が大切なのかもしれない。結局は自分が感じた体験以上の体験をデザインすることは困難なのだ。

参考記事:

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