1. 失言が多いことを自覚している人、まだ直せます! -失言一つで信頼は崩壊する

失言が多いことを自覚している人、まだ直せます! -失言一つで信頼は崩壊する

何気ない一言が失言になることもある

 失言の問題に関しては、多くの人が常に神経を使う部分でもあります。情報化が進み、簡単に共有される現代では、何気ない一言があなたの信頼をなくしてしまうことに繋がるのです。特に影響力のある人の失言は、裁判沙汰になることだってあります。

○”女性が生殖能力を失っても生きているってのは無駄で罪です”:石原慎太郎

 これは2001年10月末から12月にかけて、当時の東京都知事・石原慎太郎が、松井孝典東京大学名誉教授の話を引用してした発言です。「高齢女性を侮辱する発言を様々な場で繰り返した」として、一部の女性活動家らが「ババア発言事件」と称し、石原氏を提訴しました。最高裁まで持ち込まれましたが、最終的には石原氏の勝訴で終わっています。

○”たらたら飲んで、食べて、何もしない人(=患者)の分の金(=医療費)を何で私が払うんだ”:麻生太郎

 これは経済財政諮問会議における麻生太郎元首相の発言です。彼はこのことを糾弾され、後に謝罪しています。

○”女性は子供を産む機械”:柳沢伯夫

 これは柳沢伯夫元厚生労働大臣が島根県松江市で開かれた自民党県議の集会で少子化対策に触れた時の発言です。野党から大きく非難され当時の安倍晋三首相とともに陳謝しました。

 このように、失言はその人の信用を大きく傷つけます。謝罪をすることになったり、政治家に関しては辞任に追い込まれることもあるのです。そういった失言は悪意があって言ったものではないことが多いです。つまり自分としては非難されることを言ったつもりがなくても、受け手側にその意図が伝わらず失言に繋がることが多いのです。

 これは政治家の立場ではなくても、普段の生活で気をつける必要があります。少し伝わり方が違うだけで「そういう風に思われていたのか」「そういう考え方を持った人だったのか」と失望させることにも繋がりかねないからです。ではどのように意識すればいいのでしょうか。

失言を減らすためのポイント

○一度頭で考えてから話すようにする

 思ったことをすぐにぽんぽん話すような人は失言をすることが多くなります。なぜならそれを言った後にどうなるのかということを考えずに口にしてしまうからです。一度頭で考えてから話すようにすると論理的に話せるようになることにも繋がります。

○相手を批判することと相手の意見を批判することは違う

 素直に自分の言いたいことを話すことがいい、と言われることもありますがその際に他人を傷つけてしまうこともあります。これは相手自身を批判することと相手の意見を批判することが混同してしまうと起こりやすいです。自分の主張で批判するのは相手の意見です。自分の意見を持ちそれを発信することは大切ですが、相手の人格を否定するような発言は避けることを勧めます。

○想像力を働かせる

 失言をしてしまう人は、その言葉で相手がどう思うかを考えない人が多いです。言葉は相手に伝わって初めて意味のあるものになります。自分の意見を発信する時には相手がその発言を聞いてどのように感じるのかということを想像することが必要です。それは「一度頭で考えてから話すようにする」ということにも繋がります。

○言葉の選び方に気をつける

 失言の多くは、言葉の選び方を間違えることによって自分の伝えたいこととは違うことが相手に伝わることで起こります。そのため何故そのような発言をしたのかを後から聞くと、意外と納得できることもあるのです。その言葉がその時に適しているのかをきちんと考えることが大切です。

○感情のままに話さない

 例えばイライラしている時に、感情に任せて暴言を放ってしまう人もいます。感情によって自分の言いたいことが誇張されたり、異なる伝わり方になってしまったりとあまりいいことではありません。なるべく冷静な状態で話せるように、一度深呼吸して話し始めるなどの意識が必要となります。

失言に気がついたらなるべく早く謝る習慣を

 「あの時あんな風に言わなければ良かった」と思うことも多いのではないでしょうか。また自分では意識していなかったけれど人に言われて初めて自分の失言に気づくこともあります。どちらにしても言葉を発信する時には細心の注意が必要です。言葉は自分の口から出た瞬間に自分のものではなくなります。聞き手が判断するものになるのです。

 だからこそきちんとした言葉選び、冷静な態度が求められるのです。とはいっても、自分と相手の感じ方が異なる以上相手に失言として伝わるということは起こりえます。その時はなるべく早い段階で謝り、自分の伝えたかったことを説明することが必要です。 まずは言葉の力の大きさをきちんと認識することが失言を減らすことに繋がるでしょう。

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