一流企業の経営者が実践する“毎日の習慣” - 彼らが成功した秘訣は、日々の積み重ねにあった。
- 2013/08/20
- uedazyunpei

何かしら習慣を持っている人はいるだろうし、逆に持っていない人もいるだろう。企業の経営者の習慣と聞くと、真似できない凄いことなのではないかと想像する人もいるかもしれないが、全然そんなことはない。誰でもやっていそうなことを習慣にしている。ただ、彼らが凄いのは継続していることである。
ファーストリテイリング:柳井正
●自分の考えをノートに書き続ける
柳井氏は、昔から自分の夢や理想を言語化し、ノートに書き続けてきた。それと同時に、不安や悩みも同時に書き続けてきた。ノートに書き続けることで、より具体的に夢や理想をイメージすることができるようになる。また、不安や悩みも書くことで、どういう解決策があるかなどを考えられる。
“若いころから、寝る前に続けてきた作業がある。 自分の考えをノートにまとめること。 自分の仕事を通じて、将来、どういう人物になっていきたいのか。 自分の会社を通じて、この世にどのようなことを実現していきたいのか。 自分の生きてきた証をいかに世に残すのか。 どれだけ社会貢献できるのか。 そんなことを少しずつ、私はノートに書き連ねてきた。 ”
“ノートに書くのは、自分の夢や理想だけでなく、時に不安や悩みのこともあった。 それらを文字にまとめることで、不思議と自分のモヤモヤが晴れていく気がした。 血を吐くような不安におそわれても、私はこうすることで、なんとかひと筋の坂道を登ってくることができた。 人の一生とは、自分の志を遂げるためにある。 そう私は信じている。”
<出典:考えをノートにまとめる、柳井社長の習慣>
ネスレ:高岡浩三
●机の上は必要最小限のものだけにする
高岡氏は片付いた書類は全部捨てて、大事な情報は頭の中に入れておくようにしている。いつまでも書類を取っておくと、安心感で忘れてしまうから捨てるそうだ。
また、机の上を必要最低限にしておくとモノを探す時間が省ける。必要なものを必要な時にサッと開けるので、仕事の効率化にも繋がる。また、頭の中も整理できるので、良いアイデアや考えというのが浮かびやすくなるのだ。
●To Doリストにチェックを付けずに消す
よくTo Doリストを作り、使っている人が多くいるが、大体の人はチェックをつけるようにしているのではないだろうか。ネスレの高岡氏は、違ったやり方をする。チェックリストを作るのではなく、片付いたものは消してしまう。こうすることで、残ってる仕事が、明確に目に入って来るのだそうだ。
柳井氏、高岡氏の習慣の共通項は「頭の整理」ということ。常に自分が何を考えているのか、次やるべき事は何かを明確にしておくことで行動を起こしやすくしているのである。
星野リゾート:星野佳路
●必ず7時間眠る
遅くまで仕事をすると仕事をした気分になるが、翌日の昼間の生産性が低下する。仕事が残っていたとしても、スパッと切り上げて翌日集中して仕事を片付けるというとのがベスト。朝の時間は夜の時間の6倍の生産性が発されるらしいので、夜に長く仕事をするべきではない。
●夜に15000歩以上歩く
星野氏は歩く時間を考える時間にして、アイデアを練っているのだそうだ。確かに人は止まって考えていても良いアイデアは浮かばない。動きながら考えることによって、面白いアイデアや常識の囚われないアイデアが降ってくるものだ。
星野氏は「生活習慣」を意識している。働く上で、体が資本であることを理解しているので、常に健康には気を遣っている。
成功している企業の経営者は、このような習慣を身につけて、実行している。これらの習慣を参考にして、みなさんも何かしらの習慣を身につけていってもらいたい。