1. 叱られ慣れない「ゆとり世代・新入社員」に対する叱り方 -絶対に「怒ら」ないで!

叱られ慣れない「ゆとり世代・新入社員」に対する叱り方 -絶対に「怒ら」ないで!

うまく部下を叱れない人へ

 部下を叱ったらやる気を見せなくなった。何を言っても聞く耳を持たない——。このような悩みを持つ上司の方も多いのではないだろうか。叱るというのは相手の成長を期待してするものだが、やりかたを間違えると逆に相手のやる気を削ぐ可能性もある。特に今新入社員として「ゆとり世代」とよばれる若者が増えており、彼らにどう対応すればいいのか悩んでいる人も多い。

 しかし、叱るというのは前述した通り、相手の成長を望む場合欠かせないものである。今回は、特に「ゆとり世代・新入社員」をどう叱ったらいいのかをまとめてみた。

・叱る≠怒る

 叱るというのと怒るというのは別物である。両者の大きな違いは、感情的になっているかどうかという点だ。叱るのが下手な人の特徴として、「冷静さを欠いてしまう」ということが挙げられる。

 これだと叱っているうちに冷静でいられなくなり、結局何に対して叱っているのか分からなくなってしまう。そして叱られた側も「怒られた」という感情だけが残り、「何に」「何故」という大事な部分が抜けてしまうのである。

 相手が「何に対して」「どう行動したから」叱られたのかを理解しなければ叱る意味はない。叱られる側は感情的になってしまうことが多く、叱り手が何故叱っているのかを考えることは少ない。そのことを理解した上で、叱る側は冷静に相手に理解をしてもらうようにする必要があるのだ。

 「叱る」というのは「悪いことをしたから罰する」のではなく「悪いことをしたから正しいことを教える」という行為である。だからこそ怒りに身を任せていてはうまくいかないのだ。

・「軸」を持って叱る

 「何をしたら叱るのか」という軸は明確にしておくことだ。「叱る軸」を作るためには、自分の中での善悪をきちんと明確にしておく必要があるし、部下に理由を尋ねられた時に説明できるように整理しておかなければいけない。

 この判断基準をきちんと自分で持つことが重要だ。それができればその判断軸は部下にも移植され、物事の判断軸を身につけさせることができる。

 そして叱る時にしてはいけないのが、さまざまなことを混ぜて評価しないことだ。「○○君はここは失敗したけど、他のことで頑張っていたから」という理由で叱らないというのは絶対にやってはいけない。

 最初に自分で持った軸に照らして、間違っていたら叱る、合っていたら褒めるということをきちんと分ける必要がある。そうすれば、どう行動すれば褒められ、どう行動すればいけないのかというのが身にしみて分かり、次第に自分で動けるようになるのだ。

・「人格否定」は厳禁

 叱る時に相手の人格を否定することは絶対にしてはいけない。「そんな性格だからうまくいかないんだ」などというように相手そのものを否定することは「叱る」という行為ではない。先ほども言ったように、「どの行動に対して」叱られているのかを相手が理解するというのが目的なのだ。

 叱る時はきちんと相手の人格を認めてあげることが大事だ。相手のプライドを傷つけるような言葉を使うのはやめて、行動に注目しよう。

 「自分の能力を発揮しないなんてもったいない」など、相手のポテンシャルを信じた言葉を入れてあげることも、相手のやる気の継続に効果的だろう。

最後に

 叱った結果行動に改善が見られたら、褒めることも重要だ。「叱る」というのはあくまで相手の成長を望んでの行動だということを頭に入れて、部下と接するというのを忘れないでほしい。

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