1. 【言葉だけで相手の支持を得る】ヒトラー、橋本徹に学ぶ独裁者の最強スピーチ術

【言葉だけで相手の支持を得る】ヒトラー、橋本徹に学ぶ独裁者の最強スピーチ術

著者・川上徹也 「独裁者の最強スピーチ術」出版の際のトークイベントまとめ。
橋本徹とヒトラーの演説の手法を比較し、共通する演説手法を分析した。

武力ではなく言葉で指示を得た「独裁者」と呼ばれた人間

戦時、一週間で衰退すると言われたナチスは、たまたま演説によって政権を得たヒトラーによって復興した。ヒトラーは武力ではなく、言葉の力だけで観衆の指示を得ることに成功した。そして、その演説と橋本徹の演説があまりによく似ていることに気づく。その二つの演説に共通するテクニックをいくつか紹介する。


面白くない社長のスピーチも朝の朝礼も、この記事を読んだ後すこしでも面白くなることを期待する。

テクニック1「目の前の人の利益になることを話せ!」

 相手の注意を引きつけることは、自分の話を聞いてもらうテクニックの中で「当たり前」であり「最も重要」だと言っていい。そもそも人というのは自分にとって利益となることに対しては大きな関心を示す。そこで、自分の話は相手の利益となるかどうかに注意すべき。
 もしそのような情報をもっていないなら、本当の利益ではなく「仮想の利益」を話すとよい。仮想の利益というのはレトリック(話し方、表現方法)によっていかにも相手が得をしているというような感覚を持たせること。

テクニック2「二つのストーリーを交差させて錯覚させろ!」

 橋本徹に習うテクニック。演説の際、彼は「自分がどのような未来を作りたいのか」を明確に掲げ、さらに「自分は小さな組織をどうやって大きくさせてきたか」という2つのストーリーを用いて演説をした。聴衆からするとその人物が小さな組織を大きくしたイメージと彼が掲げる理想通りに物事が大きくなっていくイメージが交錯する。「あ、こいつならきっとやってくれるだろう」というビジョンを植え付けるのだ。

テクニック3「大衆の前で自分の悪いところをあえて言え!」


 平時であれば自分のような政治家は絶対だめ、自分のような異端児はまったく何も役に立たないということを主張する。そうした上で、今なら僕の本当の力を出せるということをアピールする。客観的に自分を見て「人柄が悪い」ということで完璧ではないアピールをし人々を安心させる。この手法で橋本徹は週刊誌には叩かれたが、聴衆の支持を得た。聴衆が思っていることをあえて言うことが大切。

質問:小沢一郎、孫正義など演説がうまそうに見えないが、どうやって支持を得ている?


 彼らはずっと敵をつくっている、小沢さんは地方の選挙、みかん箱の上で演説。欠落した主人公をうまく演出している 。

質問:声質などのキャラクターによるものがおおきいのでは?


声質などももちろんあるが、人気の秘訣は「愛嬌」。愛嬌のある政治家は地方演説の際、冒頭で必ず地方のネタ、方言で挨拶する。切れ味がするどいだけでなくどこか愛嬌がある。そのギャップが大切である。

人の心を操りたいすべての人へ 本書は独裁者に学ぶスピーチ術の本である。ただ、 スピーチのみならず、人の心を動かしたい人にとっては非常に有効な人心掌握術の本 でもある。独裁者は、なぜ「言葉だけ」で世界を動かすことができるのか? 悪名高い独裁 で ...

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