あるグループで何か物事を決める際、自分の意見を述べられず、つい相手に同意してしまったという経験がある人は少なくないと思う。
今回は、周りの人の意見に左右されずに自分の意見を述べるための3つの方法を紹介したい。
1. インプット量を増やす
自分の意見を言うための材料を増やそう
自分の意見が言えない人というのは、自分の意見を構成するだけの材料を持っていない可能性がある。とある物事に対し、判断材料が少なければ意見を述べることができなくなってしまう。
このように、自分の意見を述べるには考える材料を増やす、つまりインプット量を増やす必要がある。インプット量を増やす方法としては、読書が非常にオススメだ。
読書は、内容を咀嚼して考えながら読み進めるため、考える力が身につきやすい。読書が得意でない人も、内容が堅苦しくない本を選べば、スムーズに読み進めていくことができるだろう。
もし、内容が堅苦しい新聞を読んで意見を出そうとするとハードルは高いが、気になる本を読んで感想を持つことならすぐに始められるだろう。読んだ本の感想を友達に伝えることで、さらに自分の考えを深めることも可能だ。
2.「 誰からも良く思われよう」という考えを捨てる
自分の意見を言うために全員から好かれることは諦めよう
人間は自分と意見の異なる人に好意を持つ人物は少ない。だからこそ、グループで発言したくとも、嫌われたくないと思い、違う考えを持っていても自分の考えを押し殺してしまう。
しかし、全員に好かれることは幸せと呼べるだろうか。実際に仲良くできる人の数は限られているはず。出会った人の全員と仲良くするということは難しいだろうが、その中で仲の良い人というのは、自分の意見に共感してきた人達だ。そういう人達とだけ信頼関係を結ぶことができれば充分と考えよう。
そもそも全員と仲良くなることは難しい。全員から良く思われようという考えは捨てることで、自分の意見を言いやすくなるのではないだろうか。
3. 「同調」=「協調」だと勘違いしない
自分の意見を言うために「同調」ではなく「協調」するようにしよう
周りの人の意見に従ってしまう時に考えてしまいがちなことは、意見に同調することが協調することだという勘違いだ。
しかし、それは大きな間違いである。協調とはお互いの意見の相違を認め合ってるからこそ、協調できるものだ。場で発言せずに「協調」しているつもりかもしれないが、実際にやっていることは「妥協」である。相手の意見とは異なったことを言うと協調性がないと思われるから、意見を言わないでいる状態は妥協なのだ。
つまり、妥協とは「馴れ合い」であると言い換えられる。協調とは意見の相違があるものだと認識することが非常に重要だ。
自分の意見を述べずに、日々を過ごすことは非常に勿体ない。次にグループで話し合う機会には自分の意見を述べられるよう、今回紹介した3つのポイントを意識してほしい。
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