新しいアイディアを思いつき、プロジェクトとして動き始めようと思ったときに、このような状況に陥ってしまったことはないだろうか?
“戦略やプランを描いても、誰も動いてくれない”
“プロジェクトの最初は勢いがあるが 時間とともに尻つぼみになってしまう”
このような状況に、今後陥らないようにする、グロービス経営大学院の田久保善彦さんに語る、プロジェクトを成功へと導く、5つの「仕事の進め方」とは・・?
5つの「仕事の進め方」
①パワー基盤を作る
② 基本的なプランを構築する
③ 実行にとりかかる
④ 実行を継続する
⑤ 自ら成長し続ける
①パワー基盤を作る
⇒まずは、土台をしっかり作るということ
パワー基盤を作るためには、 3つのステップを行うこと!
ステップ1
「信頼の残高を増やす」
仕事に対する姿勢、コミュニケーションの取り方、専門性というのは、 人間が信頼を寄せる際の判断基準になる。 これを磨いていくことで、個人としての信頼を高めることができ、 信頼の残高が増えていく。
ステップ2
「意味ある人脈をつくる 」
社内の人間
・困った時に相談できる人
・有益な情報をくれる人
・キーパーソンを紹介してくれる人
社外の人間
・新たな気づきをくれる人
・第三者の立場でアドバイスをくれる人
ステップ3
「健全な根回しをする」
プロジェクトがが急に上手くいくような、魔法の薬はない。成功に導くには、しっかりと根回しをしておく必要がある。
その方法は、下記の通り。
・ステークホルダーの分析
周りの人がどういう興味・関心を持っているのか分析する
・根回しの下ごしらえ
お金、リソースの確保、安易な迎合はしない
②基本的なプランを構築する
思いついたプランを、絵に描いた餅にしないためには ?
・動画イメージが湧く「動くプランを作る」
誰がこの案件に関わっていて、その人たちはどんなタイプで、その人たちによって、何がいつまでにできそうか?
これを頭の中で、具体的にシュミレーションできるようにする。
ポイント
主要関係者の力量を知ること
「動くプラン」作成の留意点
・会社のミッション、ビジョンとの整合性の担保
・やること、やらないこと、判断基準の明確化
・マイルストーンの設定
・リスクを想定する
・状況に応じてプランを変更する勇気を持つ
③実行にとりかかる
実行の際に、重要なのは「スモール・ウィン」
スモール・ウィン=小さな勝利を積み重ねる
スモール・ウィンを効果的に積み重ねるには?
成果を賞賛することで チームの士気を高める
【メンバーが主体的に動きたくなる状態を作る】
『出来る⇒やりたい⇒やるのが楽しみ』
この状態まで、持っていくことが大事!
共に闘う仲間を作る
ひとりでやるのは、とても辛い・・・
参加メンバーを巻き込む方法
自らの想いを伝え、態度で見せる
「7W 2H」の法則
④実行を継続する
実行を継続する際に、重要なことは、
話し手と聞き手の温度差を意識して 、コミュニケーションをとること
そのためには、この5つが実行継続のカギ。
・相手とは前提が異なることを意識する
・「KISS」の法則
・ストーリーテーリング
・感情を芽生えさせる
・コミュニケーションの回数を増やす
5つの『見える化』
・問題の見える化
・状況の見える化
・顧客の見える化
・知恵の見える化
・経営の見える化
⑤自ら成長し続ける
自己成長に欠かせない7つの大切な心構え
・その時、その時のベストを尽くす
・ロール モデルを頭に描く
・メンターを持つ
・自らを振り返る時間を持つ
・身の回りにあるもの全てから学ぶ姿勢を持つ
・学び方を学ぶ
・集団での成長を意識する
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